アーティスト系ダメンズがモテるわけ

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M:アーティスト系のモテ男ってなんであんな二股してるやつ多いのかね?!ダメ男だって分かっていながら釣られてる女、多すぎじゃない?

:なにそれ。私のこと言ってんの?私、元夫がそれなんだけど・・・

M:実は私も引っかかったことある・・・マトモな男性がモテるべきなのに、ダメンズの方がモテてしまうことってあるよね・・・

 

先日Mちゃんとこんな話になった。そう言えばこの問題っていつの時代もあるはずなのに未だ解明されていない。なんとかしなければ。勝手な使命感に駆られた私は考えた。これ以上ダメンズに引っかかる女子が増えないように。これ以上マトモな男性がバカを見ることがないように。

 

でもダメンズってなんでモテるのか。なぜ引っかかってしまうのか。モテとはなんなのか。何をしたらモテるのか。ダメンズは、モテ男は、何故モテるのかを紐解いていこう。

 

見た目がイケメンかどうかは関係ない。イケてなくてもそのうち慣れる。

アーティスト系ダメンズって顔がよっぽどじゃなければモテる。いや、顔がよっぽどだったとしても、これらが揃っていたらモテてしまう。モテにおいての7項目を挙げてみました。

 

1.1つのことを極めている

アーティスト系ダメンズとんでもない才能を当然のように持っているのだ。その世界に身を置く立場であれば誰もが羨むような、飛び抜けたそれをごく自然に。その才能をひとたび見せつけられてしまったら、彼をいつまでも近くで見ていたくなるのだ。できることなら工程のすべてを、彼の作り出す世界観の「第1回お披露目会参加」の権利を、独占したい。

 

そして「私の彼ってやばい。こいつとんでもねぇ。すき。」ダメンズに溺れる女の思考はこうだ。自分がやっても到底出来そうにないことを、いとも簡単にやってのけるその姿に何度だって惚れてしまうのだ。

 

\おい!天才がいるぞココに!!これ国宝級だぞ!!/と彼の専属PRかと言うほどに熱くなるのだ。ただ天才と付き合うには一筋縄ではいかない。恋愛マニュアルなどまるで役にも立たない。こっちの用意したあらゆる手法を駆使しても思い通りにはいかず、色んなアクシデントを乗り越えてこっちも頭おかしくなってくると「あなたの周りがたとえ敵だらけになっても私だけは未来永劫絶対に味方でいるから安心して!」という謎の心理状態に。

 

は専属SPさながらの意気込みで彼を悪く言う人間から守ろうとする。それはもうある種の怨念に近い。呪いのような愛。男の才能によって何もかもを見失っている状態に陥ってしまう・・・自覚なしだから怖い。あー怖い怖い。

 
2.来るものを拒まず、去る者を追わず

モテ男の人生はモテに始まりモテに終わるのだ。こっちおいで♡と笑顔を見せれば女の子は簡単に寄って来る。いっぺんにたくさん寄って来ちゃう。そしてここがダメンズの悪いところ。何人来ても拒まない。彼の懐はいつでも開放されているのだ。

そのスタンスがクズ。

女の子の中にはそんな状況に我慢ならなくなって泣きながら去るという正常な判断ができる人もいる。が、しかしダメンズなモテ男はそんなもの追わない。なんか今ちょっと風吹いた?くらいにしか思わないのだ。砂埃立ってるけど、どうせすぐ収まるか~程度。

 

女の子ってちょっとしたことですぐ怒るんだもん困るよね。女の子は笑ってるのが1番可愛いのにね。」って、全く自分には非がないと思っている。実にふざた生き物なのだ。なのに女はエンドレスに寄ってくる。やりきれない。

 
3.素直な心を持っている

簡単に言うとスレてない。たとえ女に追いかけ回されたり刺されそうになったりという波瀾万丈な人生を歩んできていても(まぁ自業自得だけど)基本的に人のことが好きだからか

捻くれずに真っ直ぐに生きていることが多い。自分のしてることが非人道的と頭で理解しているくせに「でもこんなオレのことが好きでしょ?」とか言ったりするんだけど、何故か愛されてしまう。周りもなんかわかんないけど「そうそう。そんな君が好きだよ。」と受け入れてしまっている。

 

愛される1つの理由としては持って生まれた雰囲気だ。彼らは柔らかな毛布みたいな雰囲気を持っている。甘えたらふわりと包んでくれるようなやさしい毛布。疲れた時にふと寄りかかりたくなるような毛布だ。それはふわふわとしていてあったかくて包まれていると安心してしまうほど気持ちがいい。そう。彼らは毛布なのだ。

 

4.愚痴を言わない

男友達といる時はどんな感じか知らないけど、

モテ男は文句や愚痴を不用意に垂らさない。仕事で上司にイラついても満員電車で不快な思いをしても、そんなもの可愛い女の子に聞かせたところで有意義な時間ではないからだ。モテ男は時間の使い方にシビアだ。大人の男性ほど、時間は有限であることを踏まえて行動するためあまりムダがないと言える。愚痴を吐く時間をわざわざ大切な女の子といる時に作るなんてつまらないこと。

 

かと言って、ずっとストレスを抱え込んで気を張ってるわけではなく、そういうときは女の子の胸に甘えるだけで即解決することを知っている。愚痴を吐くよりよっぽど楽しく満たされる時間だ。

 
5.女性にビビってない

優しいんだけどイイ人で止まってしまう人っているでしょ。そういう人に比べると、あっけらかんとワガママを言ったり「え?何がダメなの?」という感じでとにかく全てにおいて自由奔放だったりする。こっちの気持ちなんて全然気にしてないのだ。ご機嫌伺いなんかしたこともないだろう。それは女の子が許してくれることを知っているから。「このくらいなら大丈夫」の際の際を本能的に知っている。実際、許してしまうよね〜。許しちゃうのよ〜。やんなるわ〜。

 

6.甘やかしの天才でもある

自分が好き勝手に振る舞う代わりに女の子を可愛がり甘やかすことは忘れない。その可愛がり方は普通のソレとは全然違って、自分はそんじょそこらの女とは違うと言われているかのような扱いをしてくれるのだ。言い方を変えると、めっちゃ調子に乗らせてくれる。

甘やかしのプロだ。

「ねー私ってもしかしてすごい愛されてる…?こんな愛され方してる女っている…?」いるよ!全然いるよ!オマエだけじゃなくて過去の女たち、みーーーんなそう思わされてるんだよ!

 

こうして「私は誰よりも彼に愛されている」という甘い甘い罠にかけられて彼という世界の住人になってしまう。目が♡マークになった女の洗脳はなかなか解けない。多かれ少なかれ恋愛なんて盲目になるもんなんだ。放って置くしかない。

 

7.判断を鈍らせる優しさと顔

ダメンズ系モテ男がするそれは罪悪感からの気遣い故の優しさではなく・・・なんだろう・・・もう満面の笑みを浮かべてたっぷりと深く優しいのだ。特別扱いをベッタベタにしながらも、たまーに想定外に斜め上からジャブをかましてくるような。そんな感じだ。正直、付き合いながらも「はっ?えっ!?」みたいなこともよくあるのだけど、そんなことは気にしないの。そんなのは大したことないの。

だって顔が好きなんだから。 自分好みの顔ならある程度のことは大して気にならないの。そういうもんなの。

始めはこっちも余裕あるから「お手並み拝見~」とか舐めた気持ちでいるんだけど、優勢だったはずの試合もどっちがコントロールしてるのか見失うことは多々あること。そもそもこんなダメンズに引っかかっている女は自分を見失っているんだけどね。

 

モテ男のスキルはハンパない!!

ダメンズ系モテ男について挙げてきたが、いくつかは一般的なモテ男にも当てはまる。ダメンズに引っかかった覚えのある女の子にはあるあるだっただろう。大体みんなこんな感じだよね。分からない人には全く分からないというのがもどかしい。そしてその人生が羨ましくもある。

 

こういう女の子にとって、ただ優しく話しを聞いてくれるだけの男の人よりも、多少のワガママだったり手がかかったとしても一緒にいる時間に喜怒哀楽を感じる方が人間味に溢れていて、恋愛してる感にも酔えて居心地がいい。ワガママなんて可愛いもんだ。もー仕方ないなーって許せちゃう。それもそれで幸せなのかもしれない。ただし、ダメンズも程度をわきまえてないと捨てられるけどね?

 

こうしている今もダメンズの調子のいい言葉に踊らされ、一喜一憂し、周りからは早く目を覚ませと言われている女の子が世界中にいるだろう、まだダメンズに引っかかったことのない女の子は、本当に気をつけていただきたい。

彼らの餌は類稀なる才能と自分好みの顔と尋常じゃない甘やかし。恐ろしい餌を携えてこちらに笑顔を振りまいてくるのだ。気持ちを強く持ち、張り切って逃げてください。